【理学療法臨床実習】実習レポート作成のためのオススメ文献は?

 

理学療法臨床実習における統合と解釈の一例について、以下に記載しました。

理学療法実習レポート書き方-統合と解釈-

2017.01.10

統合と解釈やレポート記載方法については、その記載方法を授業の中で教える学校もありますが、施設・臨床実習指導者によりやり方も違うということで、学校側も積極的に画一的な教育は行っていないようです。

しかし、何か指針のようなモノがあると、レポート記載が捗ることは間違いないですよね。

1つオススメ論文をあげるならば

臨床実習レポートに関しては、多数の書籍・論文が出版されており、大変参考になるものが多いです。しかし、最近は本当に数が多すぎて、全部読みきれません。私も多くの書籍・文献を読みましたが、1つ上げるのであれば、以下をオススメさせてください。

http://medicalfinder.jp/doi/abs/10.11477/mf.1551104776?src=recsys

1997年にPTジャーナルに掲載された、進藤の論文です。この論文は、レポートを記載するためのエッセンスの詰まったとても良い論文だと感じています。

ちなみに、出版は1997年です。1997年ですよ!20年前です。随分と古い資料ですが、未だその価値は顕在であると感じています。私が初めて臨床実習指導者になった時、私の担当する学生は、レポートの作成が苦手なようでした。そして、私自身がまた、レポートが苦手だったために、レポートの書き方を、細かく学生がわかりやすいように、どうやって伝えれば良いか分かりませんでした。

でも、分からないでは、スーパーバイザーとしての格好がつきません。ですから、何とか伝えようと色々と図書館で勉強しました。色々と調べてみましたが、この論文は私が感じる疑問をまさに解決してくれるものでした。

この論文の本文中にも記載がありますが、PT実習で課されるレポートというのは、卒後に学会等で行う症例報告とは似て非なるものです。良くも悪くも、PT実習のレポートは、あくまでもPT実習のためのものなのです。そのような特殊性があるPT実習レポートです。これを上手く書くためには、やはり対策が必要です。ぜひ、この論文をしっかりと読んで、あなたのレポートに反映させましょう。スーパーバイザーの評価が変わる、随分と良いレポートになるでしょう。

ホープとニーズの違いはわかりますか?

目標と目的の違いが分かりますか?

例えば、上記のような言葉はレポート中に必ず出てきますよね。でも、しっかりと意味を押さえていますか?

えっと、はっきりと説明しずらいなぁ、、、そう感じた方なら、そのモヤモヤをスッキリと整理させてくれます。あなたが指導者になった時に、学生に上手に伝達することが出来るようになりますよ。

私が実習指導する学生には、必ずこの文献コピーを渡してレポートに反映させるように伝えます。そして、あなたはすぐに臨床実習指導者として、学生を指導する立場になるので、これを参考にしなさいと伝えています。そのくらい参考になる資料です。

そもそもレポートは作ったほうが良いの?

何年も臨床実習指導者をやっていますが、最近の学校は、そもそもレポート自体を課題としていないところが増えてきた気がします。A4 or A3用紙1枚に、レジュメのようにまとめるだけで良いというのです。臨床実習指導者会議に参加して話を聞いていても、学校の先生たちは、現場の多忙なスタッフに配慮してくれているのだと感じます。

確かに、指導する側から見ればレポート無しはすごく楽です。本当に楽です。学生の記載する読みづらい長い文章を読まなくて良いですから。あなたも、臨床実習指導者になれば必ずこの気持ちが分かると思います。

しかし、それではダメだと個人的には思います。やはり、思考過程を文字に起こさせ、良いところは良い、直したほうがよいところは直すというようにフィードバックをかけていかないと本当の力は身につかない。

自分の至らない点を修正してもらうということは、学生~新人時代にしか経験できない、本当に貴重な機会です。これがない状態で臨床経験3年くらい経って、誰にも何も言われなくなるのって、逆に怖くないですか?その状態だと、学生に教えることなんて出来ないと思いませんか?

 

何のための臨床実習?

レポートはA4用紙1枚でOKとする学校に通っているあなたも、是非、レポートを作ってスーパーバイザーの先生に見てもらうのはどうでしょうか?

もちろん、スーパーバイザーの先生によっては、断る人もいるでしょう。でも、嫌々でも読んでフィードバックかけてくれる先生も多いと思います。学生ですから臨床の感覚など分からなくて、色々とフィードバックで辛い思いもするかもしれません。特に、学内での成績が優秀だった人は、プライドが傷つけられ辛い思いをするかもしれません。

でも、辛くなった時は思い出してみてください。8週間も毎日毎日朝から夕方まで病院・施設に拘束されて。何のために辛い思いをして実習を行っているのですか?

自分の自尊心を満たすため?スーパーバイザーによく思われるため?

違いますよね。何のために頑張っているのか?

それは、あなたが将来担当することになるであろう、まだ見ぬ患者さんのためですよね。

まだ会ったことも見たこともない人のためにっていうのも変ですが、そうですよね?

いいじゃないですか、スーパーバイザーに『国語力が無い』なんて言われても。ちょっと馬鹿にされても。あなたのその経験は間違いなく、将来の患者さんのためになってますよ。本気でありがとうって感謝されて、もっと勉強頑張ろうって思う日が来ますよ。

でも、心を壊すほど、頑張って頑張って自分を追い込みすぎることは止めてください。あくまでも、専門職になる部分で足りない点に関する指摘は受け入れましょう。それ以外の人間性を否定されたり、理不尽な扱いを受けたり、そのような指導者に当たったら、友達か学校の先生に話を聞いてもらいましょうね。

もし、これを読んでいる若い指導者の先生がいれば、学生の良いところのフィードバック(無いと感じても、何とかひねり出して見つけ出して)お願いします!

基本的には、どアウェイ状態の学生にとってスーパーバイザーから少しでも認められる、そのような経験は実習を円滑に進めるために、非常に重要だと最近特に感じています。患者さんがリハ頑張ってれば、そのことは褒めるのに、頑張ってる学生を褒めないなんて、そんなのPTらしくないですよね。理学療法士としての誇りを持って、学生の事も、良い点については、褒めてあげましょう!私は意識的に頑張っています!

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